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建デポマガジン

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安全靴の選び方とは?現場監督必見の基礎知識とポイント

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安全靴は、建設現場などの作業環境で働く人々にとって欠かせないアイテムです。
安全靴の選び方次第で、作業中の安全性や快適性が大きく変わることをご存知でしょうか?

最近では、安全基準を満たしただけでなく、軽量化や通気性の向上を図った製品も多く登場しています。

そこで本記事では、「安全靴の選び方」をテーマに、現場監督や建設業の方に向けて、適切な安全靴を選ぶための基礎知識やポイントを解説します。 さらに、目的に合わせたおすすめ商品もご紹介します。ぜひ参考にしてください。

安全靴の基本知識

安全靴とは?

安全靴とは、作業現場で発生する足元の危険から労働者を守るために設計された特別な靴のことです。

安全靴の役割

安全靴は、落下物や鋭利な物の踏み抜き、滑りなどから足を保護する機能を持ち、労働安全衛生法の規定にも基づいた重要な作業用具です。

そのため、安全靴の使用は建設現場だけでなく、工場や倉庫作業などでも義務化されている場合があります。

安全靴の役割は以下の3つが主なポイントです。

  • 足元の安全性の確保…重量物の落下や鋭利な工具の踏み抜きを防ぐ。
  • 快適な作業環境の提供…クッション性や通気性の向上により、長時間作業でも疲れを軽減。
  • 作業効率の向上…滑りにくいソールや耐久性によって、作業効率を高めます。

安全靴とセーフティシューズの違い

安全靴とセーフティシューズは混同されがちですが、それぞれ役割や基準が異なります。

■安全靴
JIS規格(日本工業規格)に基づき、安全性能が求められる靴です。
つま先部分に鋼製キャップが入っており、落下物や圧迫から足を守ります。

■セーフティシューズ
厳密にはJIS規格を満たしていない靴ですが、軽作業や短時間の使用を目的とした設計が特徴です。 安全靴に比べ軽量で柔軟性が高く、動きやすい仕様になっています。

用途に応じて選択することで、作業の安全性と効率を両立できます。

安全靴の種類

H種(重作業用)

H種は、建設業や製鉄業などの重作業向けに設計された安全靴です。

特徴として、耐久性が高く、つま先や足全体を保護する鋼鉄製の部材を採用しています。
また、耐滑性や耐油性にも優れ、過酷な環境下での作業に適しています。

重量は重めですが、しっかりと足を守りたい現場には最適です。

S種(普通作業用)

S種は、一般的な建設現場や軽作業に適した標準タイプの安全靴です。
重量と保護性能のバランスが良く、幅広い用途に対応できます。

つま先部分には金属キャップが使用されており、衝撃からの保護に優れています。
また、デザインの選択肢も多く、快適性も重視されています。

L種(軽作業用)

L種は、点検や軽作業、倉庫内作業など、長時間の移動や軽負荷の作業に最適です。
軽量で通気性が高く、特に夏場の作業には重宝されます。

セーフティシューズと近い特徴を持ちますが、一定の安全基準をクリアしているため、安全性を損なうことなく快適性を確保できます。

安全靴の選び方のポイント

作業内容に適した靴を選ぶ

作業環境や仕事内容に応じて適切な安全靴を選ぶことは、安全性と作業効率を高めるための重要な要素です。

建設現場で必要な安全靴のポイントを以下にまとめます。

建設現場用(高耐久性・耐滑性)

建設現場では、足元の安全性が最優先事項です。
落下物や鋭利な工具による怪我を防ぐため、高耐久性と耐滑性に優れた安全靴を選びましょう。

特に、耐油性や耐薬品性のある素材を使用した靴は、過酷な作業条件に適しています。
さらに、滑りにくいアウトソールを備えたタイプは、雨天やぬかるみでも安定した作業を可能にします。

高所作業用(クッション性・グリップ力)

高所作業では、足場の安定性が作業者の命を守るカギとなります。
クッション性の高いインソールが足の疲れを軽減し、作業中の集中力を維持します。

また、グリップ力の強いアウトソールを備えた靴は、滑りやすい足場での安全性を確保します。
軽量タイプを選ぶことで、長時間の使用による負担も軽減されます。

サイズとフィット感

安全靴は、適切なサイズとフィット感を確保することで、快適性と安全性が向上します。
靴が合わない場合、長時間の作業で足が痛むだけでなく、思わぬ事故を招く可能性もあります。

適切なワイズの選び方

ワイズ(靴の幅)は、足の形に合ったものを選ぶことが重要です。
日本人の足は比較的、幅広であるため、ワイドフィットのモデルが推奨されることが多いです。
購入前には、足の実寸を測定し、製品のサイズ表記を確認することをおすすめします。

試着時の確認ポイント

試着の際は、以下の点に注意してください。

  • つま先部分に余裕があるか(指が自由に動くスペースを確保)
  • かかとがしっかり固定されるか(脱げにくい構造)
  • 履いた状態で歩行し、足に痛みや違和感がないか

試着は靴下を履いた状態で行い、実際の作業状況を想定することがポイントです。

季節や環境を考慮した選択

作業環境の季節的な特徴や気候条件に合わせた安全靴を選ぶことで、快適性が大幅に向上します。

夏場に適したメッシュタイプ

夏場の高温環境では、通気性の高いメッシュ素材の安全靴が効果的です。
蒸れを軽減し、足の不快感を最小限に抑えることができます。

また、軽量なデザインは、熱中症予防にも役立ちます。

冬場の断熱性と防水性のあるタイプ

冬場の寒冷環境や降雪地域では、断熱性の高い素材を使用した安全靴が適しています。 さらに、防水性能が加わることで、濡れた足場や雨の日でも安心して作業を行えます。

防寒インナーが付属するモデルもおすすめです。

安全靴のメンテナンスと交換

安全靴は使用頻度や作業環境によって劣化が進みます。日々のメンテナンスや適切な交換は、安全性を維持するために欠かせません。

この段落では、日常点検の重要性と交換のタイミングについて詳しく解説します。

日常点検の重要性

安全靴は日常的な点検を行うことで、性能を長く保つことができます。 目立たない傷や摩耗が蓄積すると、事故のリスクを高める可能性があるため、定期的なチェックが必要です。

傷や摩耗の確認ポイント

■つま先部分の確認
鋼製キャップが露出していないか、破損していないかを確認しましょう。露出している場合は、保護性能が低下している可能性があります。

■靴底の摩耗状態
滑り止めの溝がすり減っていると、滑りやすい現場での事故リスクが増加します。特に耐滑性が求められる現場では要注意です。

■アッパー素材の状態
裂け目や穴が空いていないか確認します。素材が劣化すると、水や埃の侵入を防ぐ性能が損なわれます。

■インソールの劣化
クッション性が失われている場合、長時間の作業で足への負担が増加します。足が疲れやすくなったと感じたら、点検の合図です。

交換のタイミング

安全靴は、一定の使用期間を過ぎると性能が低下します。
劣化した状態で使い続けると、作業者の安全を脅かすだけでなく、事故発生時の怪我を重症化させる原因にもなります。

劣化のサインと安全リスク

■ソールの剥離や破損
ソールが剥がれたり、ヒビ割れがあったりする場合は、グリップ力や耐滑性が失われています。足場の悪い場所で滑る危険性が高まります。

■保護キャップの変形
つま先部分の保護キャップが変形している場合は、足を保護する機能が著しく低下しています。特に重作業現場では即交換が必要です。

■防水性能の低下
雨や水場で作業する際に靴内部が濡れるようであれば、防水機能が劣化しています。この状態では、足元の快適性が損なわれるだけでなく、足が冷えて作業効率も低下します。

■履き心地の悪化
靴全体が緩んでいる、またはフィット感が失われている場合、安全靴としての性能が低下しています。作業中の足の動きを支えられなくなり、事故につながる可能性があります。

■安全靴の交換目安
一般的に、安全靴の交換目安は1年から2年とされています。 ただし、作業環境や使用頻度により寿命は異なるため、日常的な点検を怠らないことが重要です。

建デポ 安全靴売れ筋ランキング

建デポで取り扱っているコンベックスの売れ筋ランキング、トップ10は、以下の商品です。

【1位】1.pngコーナン ナイスガイシューズKK-001 NVOR

【2位】2.pngコーナン プラ先芯スニーカー PUアッパー

【3位】3.pngーナン プラ先芯スニーカー メッシュマジック 黒

【4位】4.pngアシックス ウィンジョブ CP209BOA

【5位】5.pngコーナン 鉄芯入ショートブーツ アメゴム底

【6位】6.pngコーナン ワーカーシューズホワイト

【7位】7.pngコーナン 鋼製先芯ミドル杢グレー

【8位】8.pngアシックス ウィンジョブ FCP201

【9位】9.pngアシックス ウィンジョブ CP304BOA

【10位】10.png丸五 クレオスプラス810

 

まとめ

安全靴は、現場で働くすべての方にとって、安全性と快適性を両立するための欠かせないアイテムです。

安全靴を正しく選び、適切に管理することで、作業効率の向上や事故の未然防止につながります。
現場監督の皆様には、作業員の安全を第一に考え、常に最適な安全靴を選び、活用していただきたいと思います。

さらに詳細な情報や具体的な製品選びについては、建デポの建材・資材・工具の販売サイトをご覧ください。豊富な品揃えから、現場に最適な安全靴を見つけることができるでしょう。

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